女優筧美和子（30）が28日、都内で7年半ぶりの写真集「ゴーみぃー」（集英社、佐内正史撮影）の発売記念イベントを開いた。
筧は「今回『ゴーみぃー』という写真集を約7年半ぶりに出版いたしました。思いを込めて作りましたので、よろしくお願いします。ガッツリとグラビアをやっていた時期から5年たちました。お芝居に注力していたこともあって、特にやめたわけでもないけど、うまく両立することが難しくて。ずっと頭の片隅で長年やっていたグラビアで、何か自分らしいことをやりたいと思っていました。今回佐内正史さんと、7年半ぶりにやってみようかな、と」と話した。
東京、長崎の五島列島・福江島、沖縄で撮影した。
「これまでの写真集の作り方と異なっていて、佐内さんと日常の合間、合間で撮っていく形でした。沖縄はガッツリとグラビアに向かい合っていこう．東京と福江島は、普段は見せないものをと」
お気に入りのカットは沖縄で撮り、タイトな衣装でバストが強調。顔もほんのり上気している。
「これまでだったら節制して挑んだんですが、今回は素の表情が出たらいいなと。ご飯もお酒も解禁していました（笑い）。撮影前にお酒飲んで、ステーキ食べて撮っている。本当に見たことない写真。唇もワイン色だし（笑い）。開放しています。夜の沖縄というのも、なかなかないのでお気に入りです」
もうワンカットは裏表紙にも使われた、福江島でのもの。
「福江島の古民家に泊まり込んで撮影しました。寝起きの何もしていない、顔洗っただけくらいの写真。福江島の住んだ空気と、私何もまとっていない無垢（むく）感じです。本当のすっぴんも出ています。食べ過ぎて、次の日にむくんでいる顔も。人によっては、普段こんな顔をしてるんだとビックリする。人間味が出ていると思います」と笑顔を見せた。
26日に発売になってからの反響は「お友達とかは、注文しくれている。『普段の家にいる美和子が見られてよかった』とか。強度のメガネをかけてボロボロのスエットの普段の姿を見られてよかったと。佐内さんの写真をお好きな方が『こういう全然別の場所にいた2人がこういう写真集を作れてよかった』と言ってくださいました」。
写真集の制作のきっかけについては「ずっと何年も考えていました。自分の本棚を見ていて、どんな写真が好きなんだろうと。佐内さんの『生きている』（1997年）というデビュー写真集があって、人は出てこないんだけど『この植物みたいに撮ってほしい』ダメ元でお願いしてみました。初めは植物のようにフラットに撮ってほしいと。思っていた以上にフラットになれました。人間なので、今まで見たこともない姿を残せました。人間味が詰まった写真集になってよかった」と話した。
◆筧美和子（かけい・みわこ） 1994年（平6）3月6日生まれ、東京都出身。11年スカウトされ芸能界入り。12年映画「鍵泥棒のメソッド」。13年フジテレビ系バラエティー「テラスハウス」レギュラー。同年フジテレビ系帯ドラマ「明日の光をつかめ」。同年「ワンライフモデルオーディション」準グランプリ。14年フジテレビ系「思考の離婚スペシャル2014」。14～19年（令元）雑誌「JJ」専属モデル。15年NHKテレビ小説「まれ」。19年テレビ東京系「知らない人んち（仮）」主演。22年BDテレビ東京「イケメン共よ、メシを喰え」主演。趣味は絵、音楽鑑賞、旅。特技はバレーボール、クラシックバレエ。164センチ。AB型。
